建設の記録

2011年のこの年は2013年、2014年の年に比べ今思うと天気に恵まれて雪の少なかった年であったと思います
基礎工事、軸組工事結構順調でしたこの二年の時のように雪が多かったら!まず私が現場へ出向く事が難しかった。2012年現場は私の別の設計のリニュアル工事を大工にお願いしたので少し私の現場は後回しにして違う大工一人でコツコツ進めたので竣工が遅れました。この年は雨の多いこともありましたが。
そんなことで植物など待ちきれない事情もあって庭いじりが工事の進捗と並行しながら進みました。

>自分では出来ない仕事と出来た仕事

自分では出来ない仕事(分離発注)
抜根、伐採、基礎、仮設、大工、屋根板金、タイル、サッシ硝子、電気、給排水衛生、床暖房

自分で出来た仕事(セルフビルド)
塗装、焼杉加工、石積、左官、樋、竹での軒樋・銅の鎖、竹の手摺、食器棚、雑工事

分離発注
聞き慣れない言葉かもしれません普通の工事の発注は請負の会社(施工会社)がお客様(施主)と工事契約をします。
従って工事を直接行う各職種の会社、あるいは個人と施主は工事契約をしませんがこの分離発注はまとめあげる施工会社の経費を割愛することを目的又は施主側に職人集団とのコネクションが多くあるようなケースで施工会社の工事の代人(監督)を必要としないような場合に施主と単品の工事契約をそれどれ結びます。それが分離発注です。
このことでの利点は通常工事会社の経費7〜10%ぐらいの経費が割愛できる、各職種を施主自らコンタクト、指定出来る事での質の確保に自ら責任を持てることかもしれません。
欠点は全体の工事に対する責任保証をしてもらえる施工会社が不在ということ。瑕疵のあった時の責任の所在が曖昧でだれの責任かを明確にしにくいことが言えます。
この工事では私が設計をして工事にある意味熟知していることもあり設計を工事者に翻訳・伝える意味での監督が不要ということもあって経費割愛目的でこの方式で工事を始めました

分離発注を可能にするには個別の職人を知らなければ話が成立しませんがここでは北軽井沢の材木屋さん
北軽ランバー”の社長を介してすべての職人を紹介していただけたことがラッキーでした。昔ながらの材木屋の社長が情報と地元職人のコミュニケーション・ツールを現在も持っていたのは結構驚きでした。

このことで工事原価(施工者を介さない)での工事発注が出来た(一般的には支払いは現金であるとか、支払時期は工事完了後何時であるとかある意味信頼関係が構築していないと成立しないかもしれない)

設計について
小さいということ
勿論経済的にということもありますが、必要なだけでの最小限は維持管理について大事な気がします。折角の時間掃除に明け暮れることなく、きれいに維持する空間が少ない方が楽ですから!
特別な使い方の中で容積の大きいことは包容という意味で良いことですが常のあり方が我が家の場合二人が常であることなので二人の生活にとっての広さを目的としました。
もう一つ建築家の立場として最小限の生活空間にトライしてみたいこともありました、その中での外廊下(縁側)を含む15坪の建物です、皆が来た時のコミュニティー空間が無い?狭くは無いかな?折角作るのだから?の迷いもありましたがこれまであった小屋を活用すること(囲炉裏小屋)で!(予算的も含め)ということで決断しました。子供世帯が孫連れて二家族同時に来ると人があふれますが身内の肌触れ合える距離としては問題ありませんが他人を泊めるとなると距離が近すぎる感じはありますのでまだお泊めしていません。
必要ある夏場は囲炉裏小屋で泊まっていただく事を考えてますがその意味で囲炉裏が少し大きかった、寝るスペースを前提に考えず酒酌み交わすスぺースのウエイトが多かったことを反省してます。

最小限の広さで・自然を楽しむ、自然から身を守る、冬の厳しさ対策と失敗談
田舎暮らし、自然を楽しむ別荘もいいけど、自然の驚異は都会暮らしの私達には怖いことだらけ折角楽しみ行っ
たのに掃除片付けに追われて別荘を離れるそんな生活は嫌なので会員制の別荘が良いという声も聞きます。だから必要以上に大きくしない!快適であるように古い家屋の改修より断熱を含めた生活機能を満たしたものでありたいです。
失敗談2012年の冬INAXのサティスの便器、トイレ用て手洗い器を壊しました凍結です。
修理を依頼したら修理マンは”シャワートイレはこんな寒冷地では壊れます”ましてやドア一枚で外に面した公衆便所うのような所では!と責任は私にあると言わんばかりでした、地元の設備業者から維持管理の説明を受けた時にはコンセントの電源さえ入れておけば大丈夫との話であったのに!今時シャワートイレなしの生活はできません!
結局シャワートイレ機能の付いた部分を取り外し可能な便器に取り換えました。
手洗い器は水抜きしたカランの蛇口が開放になっていなかった為に水が残っていて凍結してプラスティックの部品が破裂していた
この地を得てからあったモミの木二本工事の事で一時的移植そして二次的移植時で次第に枯れて駄目になりました後で知りましたがモミの木の移植は難しいそうです。
自分で出来る事は自分でやる精神
建築の記録
食事を楽しむ場所が主になると考えMOV山荘のように対面式のカウンタータイプも考えましたが私にとっての大事な要素は外との繋がり景色を眺めながらの食事空間を捨てることが出来ず対面はやめました、幸いにこの山荘には20年ほど前に建てた小屋がありましたので皆との会話と会食、一杯の杯はここを囲炉裏小屋にすることで満たされると考えました。ですから山荘の食事空間はカミサンと二人が多いのですが庭を眺めながらのエクステンションテーブル、二面ガラスの開放的な食卓空間です。
外廊下(縁側)屋根付き外部の廊下は屋外のテラスとしての位置付けここを通って洗面、トイレ、浴室へ行きます。
夏の気候の良い時をイメージしての計画であったために秋から春先とても寒いことが分かり何度かここにサッシがあったらな!と思うことがありましたが夏は開放的で気持ちの良い思う通りの場所です。従って昨年秋口からビニールシートをカーテン風に下げましたが現在のところこれで充分な環境です(思いを中途半端に考えるとあいまいな設営になるが決意すること大事)ただ床が夜冷たいので外履き的にスリッパを必要としてます。
浴室多勢での入浴は広さ的にあまり考えませんですがなるべく露天感覚のお風呂を目指しましたが来客女性の事も考慮して入浴時の目線の範囲は壁と開口部で構成し、立った場合の高さではオープンがらで広いガラス嵌め殺しになってます、裸での場所複層ガラスが筋交いを挟んで二枚張られています。それでも寒い日室内曇りますが・・。

寝る場所日常ベットでの生活をする私達IKEAでクッションの良いソファーベット買い込み設営しましたが実はこれ失敗ベットがV字風に真中が下がっていて何とも寝にくい、今は下にマットレス3枚敷いて寝てます。
収納する場所ともしもの時のゲストルーム現在は主に身内の者だけの宿泊者ですが縦長の3畳+板畳が少々といった部屋にゲストは三人までは泊まれますそれ以上は私達夫婦と雑魚寝スタイル、今のところ孫たちとの雑魚寝も楽しいといった生活です。
開口部自然の中木製サッシは建築家吉村順三的に憧れでありますが経年の事、価格の事、密閉度の事を考えるとアルミサッシの採用となりました、その代り全開放するような引戸タイプは断念して嵌め殺しと、引違の構成で出来ています。設計段階では全開放、大きなガラス窓は建築雑誌を賑わす建物はほとんどそうである気がしますが私は3年間の生活の中で室内に居ながら全部解放出来たらよいと思う機会はあまり無かった気がします。
又この期間に3匹ほど野鳥がガラスにぶつかって亡くなりました、我が家の畳2枚ほどの大きさの嵌め殺し窓でそうであることは大きなガラスの別荘建築野鳥にとっては災いの産物心配です。必要以上には大きくすること避けたいものです。それと夜になると外の明かりがある時、無い時で違いますが外が暗くなると山の中結構怖い事感じます、様々な音に敏感に呼応して休めない、3年経ってやっとこれは何の音と分かって安心しますがそれでも夜に生ごみをガサガサ正体はいまだにわかりません。
薪ストーブ 藤岡の東京暖炉で バーモントキャスティングのイントレビットU
この製品の独特な燃焼方式は薪ストーブを初めて使う私にとってもメカニックが楽しめ、燃焼効率も良いようで気に入っている。今はカミサンが焚きつけの係り、名人です。
初めて使う山房暮らしの中での楽しみの一つ薪割り、薪をくべての暖かい炎を見る事、暖かさの中に自然の厳しさを忘れさせてくれる。2012年頂き物の炬燵の上に敷く格子をストーブの上にセットして乾燥棚を作りました、洗濯物の乾燥からバスタオル、スキーでのウエアーの乾燥と大いに役立ってます。
白秋の ”雪のふる夜は楽しいペチカ ペチカもえろよお話しましょ 昔むかしよ 燃えろよペチカ”天風さんの書が嬉しいです

予算検討表です分離発注先の見積もり時の予算と実行支払された金額の記録です。
いわば通常の施工者を介しての仕事では目にすることのできないマル秘の実行予算書ですこの表ではあらわれていませんが品物も定価に対するかけ率の高い価格で取引されていることが分かりました。



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自分で出来たセルフビルドの仕事
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